肥満・体重減少
「昔と比べて太りやすくなった」、「食事を制限しているのに体重が減らなくなった」、「食べているのに体重が増えない」と疑問に思っていませんか?肥満や体重減少は、見た目の変化だけでなく、様々な病気が隠れているサインかもしれません。当院では、患者さん一人ひとりの背景を丁寧に伺い、病気が隠れていないかを調べ最適な治療法をご提案いたします。
肥満の原因
肥満の原因は様々ですが、主なものとして以下の点が挙げられます。
- 食生活の乱れ・・高カロリーな食事や、栄養バランスの偏り
- 運動不足・・消費カロリーが摂取カロリーを下回る状態
- 遺伝的要因・・体質的に太りやすい場合
- 生活習慣・・睡眠不足やストレス
- 病気や薬の影響・・甲状腺機能低下症や、ステロイド薬の使用など
これらの原因が複雑に絡み合って、肥満を引き起こしているケースも少なくありません。当院では肥満からくる脂肪肝の精査となる「人間ドックF」をまずは受けて頂きます。患者さんの生活習慣や既往歴などを詳しくお伺いし、血液検査や腹部超音波検査の検査結果でどのような食事に注意すべきかなどをお話し致します。基本的には食事療法になり、ダイエットはすぐに結果が出ないことが大半ですので、時間をかけ無理のないように経過を見ていきます。場合によっては年単位の経過となりますので根気よく無理なく通院しましょう。
注)自費の薬物療法はまだ導入しておりません。
BMI=体重(kg)÷身長(m)の2乗
肥満(BMI≧25)は必ずしも減量が必要とは限りませんが、肥満に起因・関連する健康障害がある、または内臓脂肪蓄積がある場合は医学的に減量が必要な「肥満症」に該当します。
25≦BMI<35
- ⇨健康障害、内臓脂肪蓄積ともになし・・・肥満
- ⇨健康障害あり、または内臓脂肪蓄積あり・・・肥満症
BMI≧35
- ⇨健康障害、内臓脂肪蓄積ともになし・・・高度肥満
- ⇨健康障害あり、または内臓脂肪蓄積あり・・・高度肥満症
肥満に起因ないし関連する健康障害
肥満症の診断に関連する健康障害
- 耐糖能障害(2型糖尿病・耐糖能異常など)
- 脂質異常症
- 高血圧症
- 高尿酸血症・痛風
- 冠動脈疾患
- 脳梗塞・一過性脳虚血発作
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 月経異常・女性不妊
- 閉塞性睡眠時無呼吸症候群・肥満低換気症候群
- 運動器疾患(変形性関節症:膝関節・股関節・手指関節・変形性脊椎症)
- 肥満関連腎臓病
肥満によって引き起こされる病気
肥満は、様々な生活習慣病のリスクを高めることが知られています。代表的なものとして、以下の病気が挙げられます。
- 糖尿病・・インスリンの働きが悪くなり、血糖値が上昇する病気
- 脂質異常症・・血液中のコレステロールや中性脂肪が増加する病気
- 高血圧・・血管に負担がかかり、血圧が上昇する病気
- 心臓病・・狭心症や心筋梗塞など、心臓の血管が詰まる病気
- 睡眠時無呼吸症候群・・睡眠中に呼吸が止まり、酸素不足になる病気
- 変形性関節症・・関節の軟骨がすり減り、痛みが生じる病気
これらの病気は、放置すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。肥満を解消することで、これらの病気のリスクを下げることができます。
体重減少の原因
体重減少と一口に言っても、原因は様々です。「最近、食欲がない」「なんだか疲れやすい」といった症状はありませんか?体重減少の主な原因として、以下のものが考えられます。
- 食欲不振・・ストレスや、消化器系の病気
- 栄養吸収不良・・消化器系の病気や、手術後の影響
- 代謝亢進・・甲状腺機能亢進症や、悪性腫瘍
- 精神的な要因・・うつ病や、神経症
- 生活習慣・・過度なダイエットや、不規則な食生活
- 病気の影響・・糖尿病、癌、感染症など
急激な体重減少は、体に大きな負担をかけます。体重減少の原因を特定し、適切な対処を行うことが重要です。
体重減少によって引き起こされる病気
体重減少は、様々な病気のサインである可能性があります。特に注意が必要な病気として、以下のものが挙げられます。
- 糖尿病・・血糖コントロールがうまくいかず、体重が減少することがあります。
- 甲状腺機能亢進症・・甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、代謝が亢進し、体重が減少することがあります。
- 癌・・癌細胞が栄養を消費し、体重が減少することがあります。
- 感染症・・結核やHIV感染症など、感染症によって体重が減少することがあります。
- うつ病・・食欲不振や、意欲の低下により、体重が減少することがあります。
これらの病気は、早期発見・早期治療が重要です。体重減少が気になる場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
肥満・体重減少の処置や治療法
肥満・体重減少の治療法は、原因によって異なります。当院では、患者さんの状態を詳しく把握した上で、最適な治療法をご提案いたします。
肥満の治療
- 生活習慣の改善・・食事療法、運動療法
- 薬物療法・・食欲抑制剤や、脂肪吸収阻害剤
- 外科的治療・・肥満手術
まずは、食事療法や運動療法などの生活習慣の改善に取り組みます。必要に応じて、薬物療法や外科的治療を検討します。
肥満・体重減少についてのよくある質問
Q: 肥満は何科を受診すれば良いですか?
内科、内分泌内科、糖尿病内科などでご相談いただけます。当院では、内科で肥満に関する診療(脂肪肝など)を行っております。お気軽にご相談ください。
Q: 体重減少が止まりません。どうすれば良いですか?
体重減少の原因を特定するために、まずは医療機関を受診してください。当院では、ホルモン検査や精神療法は行っておりませんが、内科疾患での体重減少の原因を調べ、適切な治療をご提案いたします。
Q: 運動が苦手です。どんな運動をすれば良いですか?
まずは無理のない範囲で、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動から始めてみましょう。
院長より
「体重が増えた」「体重が減った」という変化は、体からの大切なメッセージでもあり、2~3kgの増減であれば水分変化でもいいのですが、それ以上の場合は何か病気が隠れていないかを考えなければなりません。当院では原因となる内科疾患が隠れていないかの検索を致しますので、どうぞお気軽にご来院ください。
